趣味の時間



子育てがひと段落するまで、自分の趣味の時間を持つことがなかなかできませんでした。いくつか理由はあるんですが…
- 子供のお稽古ごとの送迎で土日がつぶれていた
- 子供の教育費のために、自分用の費用の余裕がなかった
- ワンオペだったため、仕事と家事を両立させるために余裕がなかった
だいたいこんな感じ
子供達には水泳、体操、公文は小学校低学年のうちは必ず行かせていたし、娘はその他にもダンス(HIPHOP、チア)、息子はとある球技スポーツの少年団、あとは基礎体力向上のために個人ジムも行かせてました。
毎日どちらかのお稽古事に仕事帰りに迎えに行き、夕飯を作り、子供達の宿題を付き合い、お風呂・歯磨き・寝かしつけ。土日は発表会や試合の送迎があり、優先順位は常に子供達が一位だったため、私が自分の趣味のために時間やお金を使うなんて、考えたこともなかったです。
そんなに子供のために一生懸命にならなくても、子供たちは自分で考えて自然と頑張るようになるんだから、たまには自分を癒さないと疲れちゃうよーって、過去の自分に声かけたい。
ここ5年色んな変化があり、目まぐるしく過ごしていました。
元夫と別居、弁護士を入れての話し合いが不成立で調停に突入し、毎月裁判所に通う日々。息子は引きこもりで不登校、娘はメンタル的に大学に通えなくなり、私は会社で部署異動し新しい仕事を憶えないといけないなど。毎日新しい問題が起きて解決に奔走し、ようやく落ち着いたのは、去年の今頃の季節でした。
有難いことに贅沢さえしなければ、何とか親子三人で暮らしていける収入もあるし、たまには自分を甘やかしてみてもいいのかな…。でも何をやったらいいだろう?あまりにも久しぶりすぎて、戸惑ってしまったのを憶えてます。
そういえば、昔は舞台や映画をよく観に行ってたなぁ。あの劇団の舞台、今度観に行ってみようかな、この映画、好きな監督の作品なんだよね。
そんなかんじで、少しずつ自分のために出かけるようになっていきました。
最近観たのはウィキッドです。オズの魔法使いもなんとなくしか知らず、舞台版ウィキッドも観たことない始末。だから、映画ウィキッドも全然ストーリーを知らない初見の状態だったのですが、後半は号泣して涙が止まりませんでした。
趣味って自分を癒す力を与えてくれるもので、大切にしなきゃいけないんだな
そんなことをしみじみと感じておりました。