規約違反の報告はこちら 違反理由※必須 誹謗中傷・差別的な投稿 公序良俗に反する投稿 個人情報の投稿 肖像権・知的財産権を侵害する投稿 わいせつな投稿 営業・営利目的の投稿 その他、悪意のある投稿 該当トピック 該当文章 杏さん ご相談をお寄せいただきありがとうございます。 いかがお過ごしでしょうか。 お父上様のこと、心よりお悔やみ申し上げます。 ご闘病のつらさをご家族には見せることなく、おひとりで耐えておられたこと、本当にご立派なお父様でいらしたのですね。一年間、ご本人様もご家族もどれだけお大変だったことか、お察しいたします。こうべを垂れる思いで読ませていただきました。 杏さんは今、おひとりで「毎日のように死にたいと思う気持ち」と闘っておられます。そして日々それに打ち勝って過ごしておられます。杏さんの人生において、こんな深い意味のある大仕事はないのではないかと思います。お父様と同じようにご立派だと、思わずにおれません。 そして、こうも思います。お父上の死に接し、死にたいと思うほどの深い悲しみに沈む、それは杏さんがそれほど深くお父様に愛されていたゆえなのだと。 お父様は、どんなお気持ちで「辛さを見せずに病と闘った」のか、また、杏さんの「悩みを聞いてくれ、面白い話をしてくれ」たのか。 きっと、杏さんの前に広がっている洋々たる未来に、お父様なりの励ましや祈りや、ユーモアの大切さや、たくさんのものを届けたかったのではないでしょうか、最後の贈りものとして。 けれどもう会えない。 会えないけれど、杏さん、この世に生を受けお父様と出会えて本当によかったと、捉えることもできませんか。 そして、お父様が杏さんに教えてくれたのは、お勉強だけでなくおそらく、どういう人間として生きていくか、尊い指針のような気がします。 それは、杏さんの中で血肉となってこれからの人生を支えていくと思います。 というか、すでにもう、お父様の薫陶は杏さんの中で脈々と息づいていると、まっすぐで内省的な文面から感じます。 ときに、私ごとでごめんなさい。私も先月父を亡くしました。以来、空を見上げるとふと父の名を呼んでしまう。朝に夕に私を呼んでくれた父の声を今、心で聴いている。 亡き人を、声に出して呼ぶことしか、今の私にはできません。けれど、生前の会話が脳裏に浮かんで、不思議と落ち着くのです。 杏さんなりの「死の受け容れ方」はきっと見つかると信じます。ゆっくりゆっくりとそこにたどり着ければよろしいのではないでしょうか。 その他、自由記入欄 この内容で送信する