20代

人間の存在意義がわからないので、仕事にも熱心になれない

11041 4 2021.6.2 21:13

仕事を頑張る人たちの根底には、人間社会に対して、価値のあるものだという絶対の信頼があるように感じます。
私には人間は意味のないものに見えます。道具ではないので、生まれてきた意味もないですし、そのおかげでどんな人生にも価値がある（或いは価値がない）と言い切れるのだと思っています。人間の尊厳は、その無意味さにあるとすら、思っています。
それに付随して、人間社会もナンセンスの塊くらいにしか思われません。偶然その形になっただけの、普遍性のない塊です。人間個人に輪をかけて意味がなく、理不尽でグロテスクですらあるといった認識です。

でも、仕事を頑張る人たちの共通点の一つは、人間社会や経済には意義があり、そこでの評価や営みは、命を費やすのに足るほど重要なものだと感じているということです。
根拠がつかめず共感もできないので、私には巨大な宗教組織のように見えます。

私もなんとなく歳をとってから後悔したくないと思って、仕事を頑張ってはいます。デザイナーをしています。でも、やり甲斐も感じないし、自分の日々の行動に意味があるとも感じません。
人間社会に意義を感じられないながらも、学生の頃から勉強に励み、社会人になってからは、キャリアアップのために行動してきたつもりですが、まだこのゲームは終わらないの？という気持ちでいっぱいです。

この虚しさの原因は、やらされてることだという気持ちに由来していると思います。
私も人間社会に意義を感じることで、仕事や人生のやらされてる感を軽減したいです。もっと人間社会に対して、期待を持ちたいです。
なんだか生きてるのが本当に面倒くさいんです。あと残りの寿命50年近くも特に意義を感じないことを頑張り続けるのは厳しいなと感じますが、自分が死ぬと悲しむ人の心当たりは数人ほどあるので、自殺は良くないなと思います。
なんとかして、人間社会に意義を感じる方法はないでしょうか。
漠然とした質問でごめんなさい。

回答一覧

2021.6.5 18:33
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メンターところてん 50代女性
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フルさん

カフェにおいでいただき
ありがとうございます。

「人間の尊厳は、その無意味さにある」
なかなか重い言葉ですね。
フルさんの悩みの深さが伝わってきました。

フルさんは20代ですね。
まだお若いです。先が長いですね。

「子どもは生まれてからの3年間で一生分の親孝行をしている」という言葉をご存知ですか。フルさんは生まれてきただけで両親や祖父母に大きなしあわせをプレゼントすることができた、ということです。フルさんは存在するだけで、すでにひとつの役割を果たしています。そこには大きな存在意義があると私は思います。

フルさんはデザイナーの仕事をされているのですね。
デザインってやりたいからやれるものではありません。
きっとこれまでたくさんの努力をなさってこられたのでしょう。
だから「まだこのゲームは終わらないの？」と感じるのですね。
努力をしない人はこういう風に感じたりしないものです。

そういう仕事に就きながらも「やらされている」感じがする。
仕事や人間社会に意義を感じない。

そういう風に感じることに虚しさを感じますか。
そういう風に感じることはおかしくない、と私は思います。

デザイナーとして広告や製品のデザインをされているとしたら、最終目標はユーザーにそのサービスや製品を喜んで使ってもらってその人をしあわせにすることですね。

仕事をしていると、自分の仕事が何の役にたっているのか、どんな意味があるのかということを忘れがちですが、何かの役にたっているから賃金がいただけるのだと思います。

人は誰でも少なからず、「どうして生まれてきたのか」「どうして働かなくてはいけないのか」と考えますが、ここはむずかしく考えず、「人生も仕事も、誰かの役にたつため、誰かをしあわせにするためにある」と考えると少し目の前が明るくなってきませんか。そして、誰かの役にたったときにはきっと自分もしあわせを感じられると思います。

フルさんには、ときには仕事とは別の場所や人とつながることによって、いろいろな人生や価値観があることを知ってもらえたらうれしいな、と思います。それも生きやすくなるひとつのコツです。

また何かありましたら
いつでもおいでくださいね。

ところてん

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2021.6.5 22:47
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メンター花 30代女性
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フルさん、こんにちは。
心内を聞かせてくれて本当にありがとうございます。
人間社会を『ナンセンスの塊』、『理不尽でグロテスク』と嫌悪的に表現している一方で、『もっと人間社会に対して、期待を持ちたい』と周りと同じような感情を持ちたいと思っているところに、フルさんの苦しみを感じました。
フルさんは、きっと外部から刷り込まれる習慣や考え方に惑わされず物事の本質を見極めようとする頭の良い方なんだと思います。それ故に葛藤があるのだと‥。
だけど、無理に人間社会を好きになる必要はないと思います。また、人間社会を宗教的と分析してしまっている状態で、今更、盲目的に入り込むことは難しいのではないでしょうか。

東京には仕事にやり甲斐を感じている人が多いかもしれませんが、地方に住んでいたらもっと趣味や家庭に重きをおいて仕事にやり甲斐を感じることはなかったかもしれませんし、皆んな主体的に動いているようで、結局、住んでいる環境の中で動かされているだけかもしれないです。
そう考えたら、仕事のやり甲斐って人生においてそんな重要ではない気もします。

逆に、人間として社会に順応することではなく、衣食住に関わるもっと本能的なことに生きがいを見いだしてはどうでしょうか。
例えば、レストランで美味しい食事をする、毎週適度な運動をする、たまに温泉旅行で心身を癒す‥、フルさんはデザイナーなので、気になるモチーフの美術館や個展に行く、海外や国内のトレンドを情報収集するなんてことも。
そして、プライベートの経験が仕事に良い影響を及ぼすこともあると思います。
私も仕事の日々の作業は好きではないですが、仕事が関係する専門分野は好きで、プライベートで体験したり調べたことが仕事に活きてくることもあり、そんなことが嬉しくて頑張れたりします。そして、20代はこなす事で精一杯で、仕事の楽しさを感じられるようになったのは30歳越えてからでした。

フルさんは先の長い人生を絶望のように感じてしまっていると思いますが、生きる喜びを感じる未来に期待してほしいです。時々消えてしまいたいと思うこともあるかもしれませんが、その時は心を休めて、頑張りすぎないように自分の生き方を模索していっていただきたいです。
私も漠然とした回答になってしまい、ごめんなさい。また良かったら、フルさんの進捗聞かせてくださいね。

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- 2021.6.16 20:13
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  フル 20代
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  漠然とした悩みに、丁寧に応えてくださってありがとうございます。自分ではなんだか中二病みたいな言い分だなぁとも思っていて、リアルな人間関係には、相談できないことだったので、馬鹿にされない場所で気持ちを吐き出せただけでも、少し気が楽になりました。
  
  職業のせいもあり、周りが仕事に生き甲斐を感じるタイプばかりという環境だったので、自分もそんなふうに、と視野が偏っているのかもしれません。
  もっと自分が幸福に感じる生活を送りたいと思いつつ、今日も本当にやりたいのかはわからないけど、世間的にはかなりのキャリアアップと言えるだろうから…という理由で、背伸びした転職を決めてしまい…やっぱりすぐにはうまくいかないなぁという気持ちです。やり甲斐を感じようが感じまいが、人間社会の価値観に添い遂げようとする自分も、自分を苦しくしている自覚はあるのですが、抜け出すのは本当に難しいですね。
  
  でも試しにですが、中学生の頃からずっと好きだった、アウトサイダーアートの作品を買って、部屋に飾ることを目標にしてみようかなとも思っています。
  まだまだうまくいかないことも、たくさんありそうですが、なんとかして頑張っていこうと思います。
  また、機会があったら、お話ししてください
  
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- 2021.6.16 21:45
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  メンター花 30代女性
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  フルさん、返信ありがとうございます。
  中二病みたいな言い分だなんて思いませんよ。
  私も20代で転職して、対外的にはキャリアアップしたよう見えるし私もそんな風に繕っていたけど、自分では前職の仕事に限界を感じて逃げてしまったという自覚があるので、そのギャップに辛く思うときもありました。
  お互い不器用な性格なんですね‥苦笑
  
  『アウトサイダーアートの作品を買って、部屋に飾ることを目標』、とっても良いと思います。
  私は、深海生物が好きで、国内の水族館だけではなく、いつか海外の水族館巡りをすることを目標にしたいと思います‥！
  幸せを感じながら生きるって難しいことだけど、諦めるんじゃなくて、目標や希望を持って生きていきたいですよね。
  ぜひまたお話聞かせてください。
  私も一緒に頑張りたいと思います。
  
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