10代

人はどうして子どもを産むのでしょうか

閲覧数4345 回答返信数1 投稿日時2021.9.6 19:17

私は数年前からどうして子どもを産もうと思うのか、考えることがあります。
今までそんなに素敵な人生を歩んできていないからかもしれませんが、反出生主義という考えをとてもしんじてしまいます。
自分の子供が絶対に幸せになれる訳じゃないし、人生は苦しいことばかりなのに、どうして産んだ親に感謝しなきゃいけないのか、と思います。
ギャンブル並みにリスクの大きいことなのに、どうしてなんでしょう。
たくさんの苦しみを上回る素晴らしい体験や幸せな出来事に出会うと確信できるからなのでしょうか。

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  • 投稿日時2021.9.6 19:40
    ななさん、こんばんは!すごく面白い質問に、つい『おお〜』っと唸ってしまいました。こういうお話、大好きです。

    私は子供が2人います。そんな中でなぜ人が子供を産むのか?という私なりの答えがあります。
    それは私たちが地球の分解者だからなのだと思っています。愛とか、充実するとか、そういうことではありません。まあ、私のような未熟者は、そんな綺麗事ではつとまりませんし。(笑)
    ともかくそんな使命の元、分解者を増やすのです。それだけのこと。

    例えば死んだ虫に他の虫がわいて、その虫は分解されて小さくなっていきますよね。死んだねずみにわくうじ虫がいますよね。私たちは地球にとってそのうじ虫なのではないかと思います。

    宇宙規模で考えた時に、エントロピー増大の法則という物理法則があります。宇宙というのは整列された綺麗な状態から、無秩序にぐじゃぐじゃに広がっていくという、そういう性質があります。

    ではなんで私たちがわざわざしんどい思いをして子供もしんどいのに生まれてきて分解するの?という風に思いますが、そこに意味はないのだと、思うのですよね。宇宙の法則だから、としか言いようがないと思うのです。虫も、意味はないのに一生懸命働いて全てを分解していくように。

    淡々としたものですが、それ以上でもそれ以下でもないということは、私にとってはありがたかった時期もありました。

    結論としては、子供が欲しいと思うための理由は特にないのだと思います。強いて言えば、『あなたも私も生まれてきたから。』としか言いようがないといいますか…

    では人生は分解するだけの退屈なものか?と無常な気持ちになる気はしますが…
    私たちには分解するという使命があり、なぜ生まれたかもわからないまま大きくなり、食べ物を食べて分解し、死んで肉体朽ちて分解されていきます。虫も全く同じですよね。

    だからこそ、分解する使命がある以上、食べ物を食べ、糞便をし、分解しているだけで生きている価値があるのではないかと思うのですね。
    生きて食べ物を食べているだけで、世界を無秩序にする。これは宇宙の分解者として立派なんだと思います。

    本当に,面白いですよね。私たちはこの星を地球と呼んでいますが、本当はこの宇宙がなにかも、全くわかっていないんですもんね。

    素敵なご質問ありがとうございました。
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